知って得する用語集:タ行
【タ行】 代行返上
代行返上とは、企業側の運営する厚生年金基金が、国の運営する厚生年金の運営を代行していた部分を国に返上すること。厚生年金基金とは、公的な厚生年金の一部を国の代わりに運営しつつ、企業年金を上乗せした制度。
代行部分とは、厚生年金基金が国に代わって厚生年金の運営を行っている部分。運用環境が厳しくなる中で、厚生年金基金の運用は予定利回りに達せず、不足部分を企業が負担せざるをえない状況になってきた。
そうしたことを背景に、企業が代行部分の運営を国に返上する動きが2002年以降に強まった。
【タ行】 デリバティブ
デリバティブとは、先物やオプションなど金融派生商品のこと。株式や国債などの金融商品や原油などの商品を原商品として、それに対する派生商品として開発されて取引されているものが金融派生商品。
種類としては、先物、オプション、スワップなどがある。先物とは、将来の一定の時期に受け渡しをする契約のこと。
受け渡し日までに反対売買すれば、契約価格と反対売買の価格の差金の授受することで取引が決済される。
オプションは、原商品を買ったり売ったりする権利のこと。スワップ取引とは、当事者間で、事前に取り決めたルールに従い求められたキャシュフローを、決められた期間に、決められた回数交換する契約。
【タ行】 退職所得
退職所得とは、退職金のうち課税対象になる金額のこと。退職所得は、退職金から退職所得控除を差し引き、その額をさらに2分の1にして求めた金額。会社から受け取る退職金は税金が天引きされているが、「退職所得の受給に関する申告書」を勤務先に提出したかどうかによって、その金額は異なってくる。
その書類を提出していれば、退職所得控除など考慮して計算された額が天引きされているが、提出していなければ一律20%の源泉徴収となっている。この場合には、確定申告することによって税金が還付される可能性がある。
また、「退職所得の受給に関する申告書」を提出している場合でも、定率減税は考慮されていないので、確定申告することによってその分が還付される可能性もある。
【タ行】 直接金融
直接金融とは、証券などを通じた金融のこと。株や債券のように、投資家が、証券の発行体に直接お金を出す形の金融を直接金融という。それに対して、銀行を通じた金融は、お金の出し手(預金者)とお金の借り手の間に銀行が入ることによって、資金が行き来する仕組みになっている。
こうした間接的な形での金融(お金を融通しあうこと)を間接金融という。
【タ行】 提携ローン
提携ローンとは、住宅の販売業者が金融機関と融資条件や融資限度額などを決めているローンのこと。
提携ローンでは物件審査はあらかじめ行われているため、審査時間は短く、手続きも楽という点がメリットとなる。
さらに、金利が優遇されているケースや、物件価額の90%程度まで融資可能というケースも多い。
【タ行】 ディーラー
証券会社や銀行の自己売買部門のこと。証券会社や銀行が自己資金を使い市場で売買する部門が自己売買部門だ。
激しく売買を繰り返して利益を狙う取引の他に、大手顧客の注文を反対売買で受けてあげて取引をスムーズにする役割などを果たす。
また、自己資金で激しく売買することをディーリングと呼ぶこともある。
【タ行】 デビッドカード
デビッドカードとは、銀行のキャッシュカードで支払いができる仕組み。デビッドカードは、店舗の端末にカードを差し込んで暗証番号を入力すると、即座に口座から引き落とされる形で決済されるというサービスである。
デビッドカードのサービスを利用するには、銀行に申し込みをする必要がある。年会費や手数料などは基本的にはかからない。
【タ行】 特約
特約とは、保険の主契約につけるオプション契約のこと。保険はさまざまな特約をつけることによって、わざわざ別の保険に新たに契約しなくても、保障内容にきめ細かくバリエーションを与えることができる。
ただし、特約はあくまでも主契約に付随して契約しているものなので、主契約を解約したり、主契約の期限が切れると、特約の契約も終了してしまうので、その点には注意が必要である。



